尻拭い週間

修論審査を通過して次に向けて歩いている。 修論の尻拭い的修正を抱えつつ、目の前に学会締切があり、どちらもあまり進んでいない。 心身の浮き沈みがそこそこありあまり集中できていない。 気持ちは、尻拭いを早く終わらせて、ちょっと違う角度の研究はじめるか...と甘い方向に流れている。計算機が現在メンテナンスでそのアプローチでの続きはできないし、学会までにいい感じの結果はでなそうという見込みに甘えている。 一つのことやり続けることが重要なので気持ち的には、ちょっとやったら戻ろうという感じだけど、 いきなりすべての効果を入れて詰め込んだ結果、パラメータ範囲も狭いし、数も少ないし、結果もよくわからないし....となって破裂したのが修論だった。かなり削ぎ落としたつもりだけど、そもそも見たい現象の第ゼロ近似的描像がわかってない感がつよかった。少ない数で直感的に明らかなとこをひたすらやるのも研究になるけど、それをやったときのインパクトが想像できるほど周囲を理解していないので気乗りしていない。そこで、もう超絶理想的なありがちピンポン玉的モデルで、幾何学接触とかだけに着目してまずは理解してみようと思った。でそれと並行して、よりリアルな少数系を解いてみる。それがわかってから修論テーマに回帰するのだ。

さて、尻拭いに戻る。

当たり前の作業をやりましょう

すべてが締め切りギリギリで作業を始めたためたくさん失敗した。最悪のコンディション下での極限状態だからこそ自分の悪い癖がたくさん見えた。当たり前のことをやるのはやっぱり難しいなあ。

発表と執筆でわかったのは自分はノリで研究していることがあって、地道なパラメータ変化や手法の適用検証を雰囲気で済ませるだらしなさがあるということ。目で見て雰囲気でわかった気になるんじゃなくて、グラフを何通りか書いてしまってから着実に次に進むことが必要だとわかった、当たり前だけど身にしみた。いきなり問題の本質をついたグラフなんて出てきやしないし、まずはほんとに基本的な情報を2次元平面上に何通りかでプロットして整理してみることが大事だ。

データがぜんぜん直感とも合わないし、結果の傾向もノイズでよくわからない、僕の計算からはなんにもわからない、ああ不安だ締切に何も間に合わない...とまず焦った。けど、目で見てああ合わないと思ってたのも、パラメータ細かく振ってフィッティングした値をプロットする段階まで持っていってから観察していると分かってきたりした。

こんな方法やってるから意味ないデータがでてくる問題設定がそもそも終わってるんだと思ったけど、設定した研究目的を支持するかしないかだけを判断基準にしてデータ整理を勧めてみたら、多少強引ながらも何かしら言えることはあった。

何かしらの現象が正しく解けてるならば、出てきたデータは自然現象が染み込んだものになっていて、それぞれの値は整合的であり法則をなしている。それを信じろ自分!と学んだ。

修論間際の今際の際

今際の際(いまわのきわ)

  何も結果はでないが、とりあえず夢は広がり、計算並列化して1日18時間くらいバグ取りに夢中になっていた。 すぐに夢を広げようとするのが本当に悪いところ。サブプランの計算を投げまくってから続き予定。

バグが潰れず並列数を変えると結果が変わる地獄にいる。 1つ目は, 小さいPCで小さい系でデバッグしていたら系サイズが小さすぎて、並列通信のときに糊代部分が系サイズを超えてしまうバグだった。 2つ目は, 次ステップの状態がどうしても決められないので, 周囲セル情報から補間して決める際, 補完元セルをどれにするかが微妙に違うため動作が変わる。ほかは不明。

学部の頃ひたすらゼミばかりしていたが、残ったのはその場でペラペラ喋る能力だけである気がする。 反省点は反省をしていなかったこと。学部のときのノートを見ると書き散らかして何もまとまっていない。その場で分かると忘れてしまうのはいいけど、だいたい把握できたあとに、あと数例の具体例を構成する/そして表に整理することをやるべきだった。 今日ひたすらに反省したので, ノートにペンで書き散らかして完結するのをやめ、鉛筆と消しゴムで整理することをしてみた。 EvernoteやJupyter notebookなんかで整理してるけど結局TeX化しないと散らかるのと同じで、アイディアもその下書きとしてノートに刻もうと思う。

他、締切までで何もできてない(何かは出来てる気がするが, こんなちっぽけなことか!!と怖くて向き合えないだけだと思うけど)ので, twitterで落合陽一さんの院生時代を眺めて(memo: from:ochyai until:2014-04-01), 眺めて眺めて, 気を紛らわしている。 僕も面白い研究がしたいんだ。

特定の問に集中できないので悲惨

  1. リサーチクエスチョンが定まらなく焦る。とりあえず手を動かしながら考えようと思い, 努力の末計算の道具立ては揃た。時間は失ったが, これさえあれば何かできそうだぞ。
  2. 道具で計算できそうな現象は複数ある。なんとなく聞いたことのある現象Aをつくってみて観察してみる。しかし、これは意味のある計算なのかはわからない。
  3. 現象Aに関わることを勉強する、関連論文を読みこむ。しかし、いまの道具では微妙なところがあり理解が進まなくなる。
  4. では今の道具でできそうな現象Bを計算しよう。これならデータは取れるが, できそうだから計算しはじめただけで、気がつけばもともと興味あった系と全く違うことをやっている。
  5. 時間は消えていて、現象Aも現象Bもどちらも途中だ。共通テーマもみえないし、道具をつくることに夢中になって、できた道具を当てはめる相手をこじつけるのに終始していたなあ。(完)

という悲惨を身をもって巻きちらしている。もうすぐ修論だが, 何もまとまった結果はないし, 頑張ってバグ取りした道具だけは味方だが...。

私の欠点は, 自分の興味を分野の言葉を用いて分析することができてないこと。 こういう現象がオモシロイと思ってるんだよね。たとえばこういう変なグラフがあるし、こういう道具を使えば2つが組み合わさったのも見れたりするかもね〜。

  • 「変なグラフ」とはグラフがどの立場で, どの測定量を 見た場合に 特異的という意味なのか?
  • 2つが組み合わさったところで, 難しくしてるだけでは? そもそもその2つの"効果"は君はどう定義しているの?
  • 何の量を計算するの? それがわかったとすると, 他の系の何が理解できるの?

というように, 論文に対しての感想を持たずに、Abst, Conclu, Related Worksを集めて悦に入り研究した気になっている。 もどかしくて不安になると、論文を眺めてあっこれは今の計算に近いぞなにか役に立つかも〜とやっていたのは、ただ今の作業に似たものを探して安心してるだけで、テーマに対しての考えを深めることは何もできていなかった。

とりあえず論文を手法を勉強したり実装する作業はそこそこできるけど,
全部実装する必要はなくて, 考えたいテーマに対する機能だけ取り出せばよいのに, なぞの混乱をして「論文と合わない...なんでだ」と, あとから見ると必要なかった遠回りをする。

根本的なところでの泥臭く考え抜くことに時間を割いてない気がする。 この量は保存してないが良いのか? オーダーはなにか?なぜこんな簡略化を行っているのだろう?と。その場で, いやまあ こんな漢字の理由でしょ、と当たり障りのなくスルーしてしまい立ち止まっていなかっ た。

「君は会うたびに言ってることが違うね?」だってさ。そうなんだよね。僕にはテーマはなかったのだ。ただハードワークしてる自分が好きで頑張ったで賞がほしかっただろう。

くやしくてしょうがない。 僕がエナジードリンクを飲みながら酔っていた「今最高に人間性を捧げているぜ!」という時間は, 最近のとてつもない落胆を生んでいる。